410 410 AccessのVBAを有効にするには | 初心者のためのOffice講座-SupportingBlog2 Yoshiko Hamamoto

AccessのVBAを有効にするには

Access2013でツールを作成して利用する方々へ配布しているのですが、困ったことに各人のセキュリティの設定が異なるため、VBAを有効にする操作も異なってきます。

まず、マクロを有効にしている方の場合、動作します。でも、セキュリティ上、ベストではありませんよね。

既定のまま使用されている方がほとんどです。
「メッセージバー」と「マクロ」の既定の設定は以下のとおりです。

セキュリティセンターの既定の設定

「ファイル」タブをクリックして「オプション」をクリック。「セキュリティセンター」を開きます。


「セキュリティセンターの設定」ボタンをクリックします。


「メッセージバー」の設定は、「ActiveXコントロールやマクロなどのアクティブコンテンツがブロックされた場合、すべてのアプリケーションにメッセージバーを表示する」が選択されています。


そして、「マクロの設定」は、「警告を表示してすべてのマクロを無効にする」となっています。


上記が既定です。

既定の場合の操作

既定の場合は、メッセージバーが表示されます。そして、この時「コンテンツの有効化」をクリックすると、VBAは動作するようになります。


ツールを提供する場合は、以下のページを参考にして、「セキュリティ解除フォーム」を起動させて操作を促すようにしています。

■T'sWare Access Tips #524 ~VBAの有効-無効に応じて起動するフォームを切り替える方法~

メッセーバーを表示しない設定にしている場合

でも、人によっては、メッセージバーは表示しない設定をしている方もいるんですね。
そうすると、Accessを起動させても、セキュリティ警告の黄色のメッセージバーは表示されません。

そして、コマンドボタンを押しても、びくともしない、という現象が起きてしまいます。


セキュリティ警告のメッセージバーが表示されない方は、以下の操作が必要になります。

「ファイル」タブをクリックします。


そして、「コンテンツの有効化」をクリックして、「すべてのコンテンツを有効にする」をクリックします。
書いてあるとおりですね。
「このドキュメントのアクティブコンテンツを常に有効にします(信頼済みドキュメントにします)」

そうすると、コマンドボタンを押して動作するようになります。


すべてのマクロを有効にする

「動かないよう~」とヘルプがあった時、面倒なので、マクロを有効にする設定をしようとすると、「推奨しませんって書いてありますよ。いいんですかぁ~?」と、怪訝な顔をされます。

そうですね、推奨はできませんよね。


今は、セキュリティ解除フォームに、「セキュリティの警告(メッセージバー)が表示されない方は・・・」として、上記操作をするよう追記しています。

正直、心の中では「あ~、面倒」と思っています。(^^ゞ