範囲が可変する名前定義で、入力規則のリスト範囲が可変する場合の設定方法を紹介しました。これは行が可変する場合ですね。
これも参照範囲に数式を使用すると便利です。
セル「G2」とセル「G5」にそれぞれに数式を入力して合計値が求められるようにしています。
引数には定義した名前を使っています。
セル「G2」には、「=SUM(データ1)」
セル「G5」には、「=SUM(データ2)」
この表にデータを追加しました。
セル「G2」の値はそのままですが、セル「G5」の値は更新されました。
これは、名前定義の参照の設定が違うからです。
「数式」タブの「名前の管理」で「データ1」と「データ2」の参照範囲をみると、「データ1」は、参照範囲が「=データシート!$B$2:$C$4」となっています。
「データ2」は、参照範囲に↓のように数式が入力されています。
「名前の管理」ダイアログボックスを表示するショートカットキーは、「Ctrl」+「F3」です。
では、その方法です。
「数式」タブの「名前の定義」をクリックします。
「新しい名前」ダイアログボックスの「名前」のテキストボックスに任意の名前を入力します。
参照範囲に以下のように入力します。
=OFFSET($A$1,0,0,COUNTA($A:$A),COUNTA($1:$1))
シート名は自動的に入力されるので、ここで入力する必要はありません。
参照する範囲の行、列が変更になっても、参照範囲を変更する必要はありません。
以下は、OFFSET関数のMicrosoftのヘルプの一部です。
OFFSET 関数 - Office サポート
非常に分かりやすく解説されてます。
行も列も可変する範囲
では、数式などで名前を付けたデータ範囲が行も列も可変する場合はどうするか?これも参照範囲に数式を使用すると便利です。
セル「G2」とセル「G5」にそれぞれに数式を入力して合計値が求められるようにしています。
引数には定義した名前を使っています。
セル「G2」には、「=SUM(データ1)」
セル「G5」には、「=SUM(データ2)」
この表にデータを追加しました。
セル「G2」の値はそのままですが、セル「G5」の値は更新されました。
これは、名前定義の参照の設定が違うからです。
「数式」タブの「名前の管理」で「データ1」と「データ2」の参照範囲をみると、「データ1」は、参照範囲が「=データシート!$B$2:$C$4」となっています。
「データ2」は、参照範囲に↓のように数式が入力されています。
「名前の管理」ダイアログボックスを表示するショートカットキーは、「Ctrl」+「F3」です。
参照範囲に数式を設定
このように、名前定義の参照範囲には数式を設定することができます。では、その方法です。
「数式」タブの「名前の定義」をクリックします。
「新しい名前」ダイアログボックスの「名前」のテキストボックスに任意の名前を入力します。
参照範囲に以下のように入力します。
=OFFSET($A$1,0,0,COUNTA($A:$A),COUNTA($1:$1))
シート名は自動的に入力されるので、ここで入力する必要はありません。
参照する範囲の行、列が変更になっても、参照範囲を変更する必要はありません。
以下は、OFFSET関数のMicrosoftのヘルプの一部です。
OFFSET 関数 - Office サポート
非常に分かりやすく解説されてます。
グラフのデータ範囲にOFFSET関数を使用すると、データが追加されてもグラフの修正は不要になります。
グラフのデータ範囲を可変にして自動でグラフを拡張する2つの方法 | Excel 2019 | 初心者のためのOffice講座