410 410 集計行の挿入 | 初心者のためのOffice講座-SupportingBlog2 Yoshiko Hamamoto

集計行の挿入

Excelで表を完成させた後、データの個数やまとまり(グループ)ごとに集計したいということがありますね。

たとえば下のような表があります。 県ごとの売り上げ件数と、県ごとでかつ製品コード別の売上集計を提示したいという場合の方法です。


データの並べ替え

まず、個数や合計を求めたい列のデータを並べ替えます。
「データ」タブの「並べ替えとフィルタ」グループから「並べ替え」をクリックします。


「並べ替え」ダイアログボックス

「レベルの追加」をクリックして、「最優先されるキー」に「県名」、「次に優先されるキー」に「製品コード」を選択します。

「並べ替えキー」と「順序」は既定のままです。「OK」ボタンをクリックします。


「県名」でグループ化され、そして「製品コード」でグループ化されていることを確認します。


「データ」タブの「小計」

表内にアクティブセルがある状態で、「データ」タブの「アウトライン」グループの「小計」をクリックします。
ポップヒントには以下のように記されています。

選択したセルの承継や合計を自動挿入して、関連する複数行のデータを集計します。


集計の設定

「集計の設定」ダイアログボックスが表示されます。
「グループの基準」に「県名」を、「集計の方法」で「データの個数」を選択します。
「集計するフィールド」で「県名」にチェックをつけます。
「現在の集計表と置き換える」、「集計行をデータの下に挿入する」はチェックがはいったまま(既定)にします。
「OK」ボタンをクリックします。


以下のような表ができます。
県ごとのデータが集計され、個数が各県の下の行に挿入されています。



「現在の集計表と置き換える」のチェックボックスをオフにして集計を追加

再度、同じように表内にアクティブセルがある状態で、「データ」タブの「アウトライン」グループの「小計」をクリックします。

「集計の設定」ダイアログボックスが表示されたら、今度は、「グループの基準」に「製品コード」、「集計の方法」に「合計」を選択します。

「集計するフィールド」に「売上額」を選択します。
「現在の集計表と置き換える」のチェックボックスをオフにします。「OK」ボタンをクリックします。


そうすると、以下のような表になります。
県別の個数と、製品コード別の売上額の合計が表示されます。


アウトラインの操作

アウトライン記号3をクリックすると、↓のように集計のみの表示となります。


 アウトライン記号4をクリックすると、再び詳細が表示されアウトライン作成時に戻ります。


アウトラインの解除

「データ」タブの「アウトライン」グループの「小計」をクリックして、「集計の設定」から「すべて削除」をクリックすると、


アウトライン表示が解除され、元の表にもどります。

※この「すべて削除」ボタンは「すべて解除」のほうが分かりやすいと思うのですが・・・


アウトラインについてはのMicrosoftのページが参考になります。

ワークシートのデータ リストのアウトラインを作成する - Excel - Microsoft Office

Excel2016でも解説しています。

データが入っている行をグループごとに計算する【小計】機能 | Excel2016 | 初心者のためのOffice講座

すでに数式で小計などを求めている表であれば、アウトラインの自動作成が便利です。

アウトラインの自動作成とグループ化 | Excel2016 | 初心者のためのOffice講座