410 410 Excelへ出力するコマンドボタンの作成 | 初心者のためのOffice講座-SupportingBlog2 Yoshiko Hamamoto

Excelへ出力するコマンドボタンの作成

Accessには、たくさんの便利なマクロが用意されています。

ここでは、コマンドボタンをクリックすると、テーブルのデータをExcelへ出力するように作る方法を紹介します。Access2003にもあるマクロです。

マクロの作成

「作成」タブの「その他」グループにる「マクロ」から「マクロ」をクリックします。

アクションから「出力」を選択

アクションから「出力」を選択します。

アクションの引数

「アクションの引数」には、以下のように設定します。

「オブジェクトの種類」は「テーブル」を選択、
「オブジェクト名」は、出力したいテーブルを指定します。
「出力ファイル形式」は、「Excel97-2003ブック(*.xls)」を選択します。
「出力ファイル」は空白のままにします。
そうしておくと、ファイルの出力ダイアログボックスが表示され、ファイル名や保存場所を指定することができます。

名前を付けて保存

マクロに名前を付けて保存します。


フォームにコマンドボタンを作成

ボタンを設定したいフォームをデザインビューで開きます。
「デザイン」タブの「コントロールウィザードの使用」ボタンをオンにしたまま、「ボタン」をクリックします。
ボタンを設置したい箇所でクリックします。

コマンドボタンウィザード

「コマンドボタンウィザード」が表示されます。
ここで「その他」の「マクロの実行」を選択します。
「次へ」をクリックします。

マクロの選択

作成済みのマクロが表示されますので、目的のマクロを選択します。
「次へ」をクリックします。


ボタンに表示する文字列か、ピクチャを選択します。
ここでは、「文字列」を選択します。
「次へ」のボタンをクリックします。

ボタンに名前付け

ボタンに名前を付けます。「完了」ボタンをクリックします。


Excelへ出力するコマンドボタンの実行

フォームビューに切り替えて「Excelへ出力」ボタンをクリックすると、


「ファイルへ出力」ダイアログボックスが表示されます。
ファイル名をつけ、目的のフォルダへ保存します。


Access2007には、多くのマクロが用意されていますが、埋め込みマクロはAccess2003では動作しませんので注意が必要です。

埋め込みマクロはナビゲーションウィンドウには表示されません。
プロパティに「埋め込みマクロ」と表示されます。

Access2010以降の設定

Access2010以降のExcelへ出力するコマンドボタンの作成方法は、以下の記事で解説しています。

Excelへ出力(エクスポート)するコマンドボタンの作成 | Access 2010 | 初心者のためのOffice講座