410 410 動画を回転させるには | 初心者のためのOffice講座-SupportingBlog2 Yoshiko Hamamoto

動画を回転させるには

デジタルカメラで動画を撮ったけど、横向きに撮ってしまったということがあります。
写真なら、簡単に回転させることができるけど、動画はできないと思っていらっしゃる方も多いようです。

ムービーメーカーの起動

ムービーメーカーを使うと動画を回転させることができます。
ムービーメーカーとは、Windowsに標準でついている動画編集ソフトです。
「スタート」ボタンをクリックして、「すべてのプログラム」をポイントします。
一覧の中に「Windowsムービーメーカー」がありますので、クリックします。


【注意】MovieMakerを使用するには、Microsoftのページからダウンロードして使用することができるようになっていましたが、2017年1月10日以降、ダウンロードの提供は廃止されています。これまで、[Windows ムービー メーカー 12 ]は、[Windows Essentials 2012 ]に含まれていたので、[Windows Essentials 2012]をダウンロードしてインストールする必要がありました。
Microsoftの以下のページに掲載されています。既にインストール済みのムービーメーカーは使用することができます。
Windows ムービー メーカーのダウンロード提供は廃止されました。
Windows Essentials - Windows Help

Windows 10では、ビデオエディターという機能を使って、動画を回転させることができます。
ビデオエディターを起動して動画の[トリミング][分割][結合] | Windows 10 | 初心者のためのOffice講座

ムービーメーカーの左側にある「タスクウィンドウ」から「ビデオ」をクリックします。


ビデオの読み込み

縦向きになっているビデオを保存しているフォルダを指定して、目的のビデオを選択して右下にある「読み込み」ボタンをクリックします。
(ここではサンプルビデオの中にあった「熊」を、わざと回転させたものを使っています)


コンテンツウィンドウにビデオが読み込まれます。

ストーリーボードへドラッグ

そのビデオをストーリーボードへドラッグします。


特殊効果で回転を選択してストーリーボードへドラッグ

タスクウィンドウの「編集」から「特殊効果」をクリックします。コンテンツウィンドウに様々な特殊効果が表示されます。

270度回転

その中に「90度回転」、「180度回転」、「270度回転」があると思います。
「90度回転」は、時計方向と反対向きに90度回転しますので、この場合は「270度」回転を選択します。
「270度回転」を「ストーリーボード」の画像までドラッグします。


プレビューモニタで確認

プレビューモニタを見ると、正位置になっていると思います。


回転して正位置になった動画を保存

あとは、これを保存すればいいですね。
タスクウィンドウの「発行先」から「このコンピュータ」をクリックします。


「ムービーの発行」ウィンドウが表示されます。
ファイル名は「ムービー」になっていると思いますので、分かりやすい名前に訂正してください。
出来上がったムービーを保存するフォルダも忘れないように指定してください。
発行先の「参照」をクリックして指定できます。既定では、「ビデオ」フォルダになっています。


ウィンドウの右下にある「次へ」のボタンをクリックします。


次のウィンドウが表示されます。「発行」ボタンをクリックします。


下のようにプログレスバーが表示されます。しばらく待ってくださいね。

[完了]をクリックしたときにムービーを再生する

「[完了]をクリックしたときにムービーを再生する」のチェックをオンにしたまま、「完了」ボタンをクリックすると、すぐに正位置に修正したムービーを確認することができます。


正位置になったビデオになっていると思います。


保存の確認

修正したビデオは指定したフォルダ(この場合は「ビデオ」フォルダ)を開くと、保存されていると思います。


ヘルプの活用

ムービーメーカーの使い方は、メニューバーの「ヘルプ」から「トピックの検索」をクリックするといいです。詳しく解説されています。


ムービーメーカーで読み込みができるファイル一覧もヘルプで確認することができます。


ムービーメーカーはなかなか面白いアプリだと思います。
以下の記事で解説しています。

ムービーメーカー(Vista)

ムービーメーカー(XP)

Windows 8のムービーメーカーで動画を回転させる方法も紹介しています。

動画の回転はムービーメーカー2012で